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地下水の過剰採取で地盤沈下 北京

2012年02月08日
 
【新唐人日本2012年2月9日付ニュース】深刻な水不足に陥っている北京では、使用水の3分の2を地下水の採取に頼っています。2003年からは、一旦使い切ると補充の効かないカルスト水と呼ばれる深層地下水の採取を始め、5箇所のうち3箇所の水がすでに底をついているそうです。専門家は過剰採水による地盤沈下の危険性を指摘します。
 
報道によると、北京で使われる水は、3分の2を地下水に依存。毎年の採取量は25億立方メートルに達します。北京の水問題専門家・王建さんによると、北京では連続12年間降水量が減少し、密雲ダムの水位も減少。過剰採水で地盤沈下が起きていると指摘します。
 
北京水問題専門家 王建さん
「水は毎年減少し、人口は増えているので、地下水で解決しています。今は地下鉄や ガスなどのケーブルやパイプが地下にあり、通信ネットワークもです。地面沈下が不均一だとパイプなどが断裂し、損失は甚大です。北京の水道管の毎年の新設工事のうち 3割は地面沈下の不均一によりパイプなどが断裂して生じる損失です」
 
不完全データによると、現在北京のカルスト水の年間採取量はすでに2.5億立方メートルを超えるそうです。王さんによると、カルスト水は通常戦争などの非常時に使われますが、北京では2003年から、“緊急時の供給”の名目で採取しているそうです。
 
北京水問題専門家 王建さん
「数百メートル深さの地下水です。カルストのような深層水は一旦使い切ると完全になくなります。北京ではすでに5箇所で採水を始め、うち3箇所はすでに底をついています。一旦 使い切ると補充はできません。普通の地下水は採取しても徐々に回復しますが、この種の水は戦争の時だけ使います」
 
カルスト水とは、石灰岩などの水に溶けやすい岩石が腐蝕してできた隙間や洞窟の中に溜まる水で、その分布は極めて不規則だそうです。北京地質調査部門のデータによると、北京では毎年5億立方メートルのカルスト水の採取が可能だそうです。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
 

 

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